本稿では、解析領域の各モードの違いや特徴について解説します。
解析領域とは?
解析領域とは、「学習」「画像処理」「検査」等の各種処理を行う領域を指します。
解析領域を制限する事で、効率的に処理を行い、解析時間や誤検出を抑える事が出来ます。
タスクコネクション
今回は、下記のような画像から数字を取得するプロジェクトを作成します。
1つ目のタスクで水色の矩形の領域を検出し、次のタスクで数字を検出します。
矩形を検出するには、領域検出と形状抽出の2つの方法が有ります。
解析領域モード
固定モード
前タスクで検出した位置(または中心)を中心に、指定した領域を切り出します。
固定モードでは、領域の「幅」「高さ」を変更出来ます。
対象物が中心位置近くなど、特定の位置にある場合に適しています。
1の検出
自動モード
自動モードでは、親タスクの解析結果を元に自動で領域を算出します。
前タスクで検出した領域全体を探索したい場合に設定します。
対象物が何処にあるか分からない場合に適しています。
2の検出
輪郭固定モード
輪郭固定モードは、親タスクが形状抽出の場合に使用出来ます。
検出した輪郭周りを解析領域として指定します。
自動モードとは異なり、内部の領域を除外する為、高速化する事が出来ます。
3の検出
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