第3回目の実例紹介になります。
今回は趣向を変えて、私の父が趣味で作っている瓜の識別をやってみたいと思います。
左上の丸いのが冬瓜(とうがん)で、
左下のオレンジっぽいのがピーナッツカボチャ、
右のラグビーボールみたいなカボチャはおそらくスイートタックルです。
領域検出と形状抽出で瓜を品種ごとに検出
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瓜検出用の領域検出を追加
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瓜検出のアノテーション及び学習
ここでは結果だけ表示します。
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冬瓜検出用の形状抽出を追加
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冬瓜検出用の形状抽出の設定
入力輪郭をスコアマップに切り替えます。
面積をみて冬瓜のみを検出します。
冬瓜の面積は289679~306631なので、最小面積250000、最大面積350000と設定します。
これで冬瓜のみを検出することが出来ました。 -
ピーナッツカボチャ検出用の形状抽出を追加
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ピーナッツカボチャ検出用の形状抽出の設定
入力輪郭をスコアマップに切り替えてから、
今度は輪郭長をみてピーナッツカボチャのみを検出します。
ピーナッツカボチャの輪郭長は2032~2113なので、最小長を2000、最大長を2120と設定します。
これでピーナッツカボチャのみを検出することが出来ました。 -
スイートタックル検出用の形状抽出を追加
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スイートタックル検出用の形状抽出の設定
入力輪郭をスコアマップに切り替えてから、
今度は最も離れた距離を見てスイートタックルのみを検出します。
輪郭座標のうち最も距離が遠い座標のペアの部分に緑色の線が引かれます。
そしてその距離を見て識別します。
スイートタックルは距離が1327だったので、最小長を1300、最大長を1400と設定します。
これでスイートタックルのみを検出することが出来ました。
今回は領域検出でいっぺんに3種類の瓜を見つけた後に、
それぞれ別のアプローチで、瓜を仕分けていきました。
動画版もあります。
瓜の例は以上となります。