検査画像の出力オプション

MENOU-RNでは、検査履歴より画像をまとめて出力する事が出来ます。
本稿では、その際に使用する「出力オプション機能」についてご紹介します。

背景

画像出力は、検査履歴一覧の「出力」ボタンから行い、
基本的に表示されている検査履歴の全ての画像を保存します。
その為、マルチカメラモードの場合には正常画像も保存されてしまいます。

マルチカメラでは、複数カメラの検査を1つの検査結果として集約しているからです。
しかし、学習へフィードバックを行う時には、正常画像を除外したい場面があります。

使い方

そのような時に「出力オプション」を使用します。
出力ボタンの横の「矢印」を押下すると、検査結果のオプションが表示されます。

オプションを選択すると、選択した結果にあった画像だけを保存する事が出来ます。
マルチカメラであった場合もカメラ毎に結果を参照し、選択的に保存を行います。

保存結果

異常系と正常系でフォルダを分けて保存を行うと以下のようになります。
もし、異常系と正常系のどちらも必要な場合は、操作を2回行う事で保存出来ます。

「いいね!」 4

こちらの出力オプションの機能が拡張されました。
新たにアノテーションの出力が出来るようになりました。

使い方

1.アノテーションをする

MENOU-RNで、履歴の下記のボタンからアノテーションを編集する事が出来ます。
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【編集画面】

2.アノテーションを出力

アノテーションの編集を閉じて、「アノテーション」の出力を行います。
保存先のフォルダを選択すると画像が保存されます。
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画像は「Image = 画像」「AnnotationImage = アノテーション」として保存されます。
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3.MENOU-TEへ画像の取り込み

MENOU-RNで出力した画像をMENOU-TEに入力して、結果をフィードバックします。
先ずは、データセットに画像を取り込みます。

4.MENOU-TEへアノテーションの取り込み

対象のAIタスクを開き、左側の画像一覧から「ラベルの取込」を選択します。

先程、アノテーションを保存したフォルダを選択するとアノテーションが取り込まれます。