圧着端子がどのような形状の端子なのか分類するワークスペースサンプルを紹介します。
■やりたいこと
Y端子(3mm)、Y端子(4mm)、棒端子(黒)、棒端子(灰)を分類したい


■タスクコネクションと各タスクの役割
「圧着端子」タスクで、端子を検出する。
「後処理」タスクで、上流タスクで検出した領域の形を整えます。
「圧着端子分類」タスクで、端子を大雑把に分類します。(Y端子、棒端子黒、棒端子灰)
「Y端子分類」タスクで、Y端子を3mmサイズ、4mmサイズで詳細に分類します。
一気に分類するのではなく分類を2段階に分けることで、1個の分類タスクの難易度を下げています。
■圧着端子
分類時に端子のみに着目したいため、まずは端子を塗って検出します。
端子をざっくり視認できれば良いため、サイズ変換「1/2」として画像を少し粗くしています。
■後処理
上流のタスクで検出した領域を整えています。
具体的には、領域に穴があいている場所を埋めたり、離れ小島のような領域を削除したりしています。
■圧着端子分類
上流タスクから引き継いだ領域以外の部分をマスクし、端子のみに着目して分類します。
この時の注意点は…
・一気に分類を行うと難易度が高いので、まずはY端子/棒端子(黒)/棒端子(灰)の分類を行う
(Y端子3mmとY端子4mmの分類が難しい)
・解析領域のサイズが学習に反映されないように、解析領域のモードを「固定」にする
・端子が隠れないようにマスクを少し膨張させる
・ケーブルの特徴が学習に反映されないように、マスク部を白で塗りつぶす
■Y端子分類
上流タスクでY端子に分類されたものを、さらに3mmと4mmのタイプに分類する。
やっていることは上流タスクとほぼ同じなので、割愛。