複数撮像機能の紹介

本稿では、「複数撮像機能」について紹介します。
複数撮像機能はIO設定より有効化して出来、1度の信号で複数回撮像・推論を行う機能です。

背景

巨大なワークはコンベアや電動ステージ等に物を乗せ、
ワークを送りながら複数毎撮像して、全体の検査を行う事があります。
そのような場合に、1度の信号で複数毎の検査を実行する本機能を使用します。

設定方法

1.アクションタイプの設定

複数撮像は外部から信号を入力する必要がある為、トリガモードでしか使用出来ません。

2.検査開始入力の有効化

検査開始信号をONにして、外部信号からの検査を有効化します。

3.複数撮像設定

検査開始信号の設定オプションに下記のような設定箇所があります。
・複数撮像 :スイッチをONして複数撮像機能の有効化します。
・追加撮像数:追加で撮像する枚数で、2を設定すると1+2=3枚合計で撮像します。
・撮像遅延 :撮像の時間間隔を指定します。

動作確認 方法

※ 注意

複数撮像機能は外部信号が必要な為、画面の再生ボタン(下記画像)からは実行する事は出来ません。

手動信号ツールの使用

上記の再生ボタンでは複数撮像機能は動作しませんが、
その替わりに外部信号を模擬的に入力する「手動信号ツール」を用意しています。
そちらの起動方法には下記記事をご参照下さい。

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