解析時間高速化のコツ~バッチサイズを上げる~

連続的に生産している現場にMENOUを組み込む場合、タクトタイムに間に合わせること、つまり解析時間(検査時間・処理時間)をいかにして短縮するか!?が課題としてよく挙げられます。

解析時間を短縮するコツとしては、

  • タスク並列処理
  • 画像のサイズ変換
  • 解析領域を小さくする
  • PCのスペックを上げる(高性能なGPUを搭載したPCにする)
  • バッチサイズを上げる

などがありますが、ここでは「バッチサイズを上げる」についてご紹介します。

その他についてはこちらの記事もチェック↓

バッチサイズとは

そもそもバッチとは一つの束にまとめるという意味で、ここでは検査する画像データを任意の数でまとめてGPUに送り一気に処理を行うことををいいます。

バッチサイズはその時に1回で処理できるデータ数のことです。

バッチサイズと処理速度

1枚1枚順を追って処理していたものを、一気に処理することができるため処理速度が上がります!!

ただし、GPUメモリを多く消費しますのでバッチサイズを上げれば上げるほど早くなるというものではありません。ご使用のPCスペックや、検査したい画像の容量等で最適なバッチ数は変わってきますので、検証をお勧めします。

MENOU-TEでテストする

MENOU-TEのランタイム評価にてバッチサイズを設定する方法をご説明します。

ランタイム評価のページにて、右端「ランタイムデバイス設定」を選択します。

①デバイスの追加
②バッチサイズ入力
③現在の設定を今追加したデバイスに変更

の手順で設定します。解析合計時間を確認してみてください。

参考ページ

こちらもご覧ください。

多くの解析領域をバッチサイズを上げることで高速化している例↓

ランタイムデバイス設定について↓

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