【そもそも編】「画像検査」「外観検査」「目視検査」ってどう違うの?

今さら聞けないかもしれませんが、「画像検査」「外観検査」「目視検査」って意識せずに使っていたりしますよね?

改めてこの3つの用語を整理したいと思います。

1.画像検査
「画像検査」とは文字通り画像を用いた自動検査になります。スマホ1台あたり3つ~4つのカメラが当たり前の時代ですから、デジタル画像を取得するコストは著しく下がり、これを検査に使わない手はありません。
このようなデジタル画像を用いて、製品や部品の品質を検査することを画像検査と呼びます。マシンビジョンと言うこともありますね。略してMVとカッコよく使っても大丈夫です!
普通のカメラ以外にもⅩ線カメラを使うのも画像検査ですし、「外観」ではなく内部や、形状などの検査を行う場合は「外観検査」ではないので、若干意味が異なってきます。

2.外観検査
​「外観検査」とは、製品や部品を外から検査員が眺めて品質を管理する工程を指します。「外観」は文字通り見た目ですので、「何となくいびつ」とか「ちょっと欠けてる」「異物が付いている」「変色している」などと曖昧な検査が求められることが多いですね。なので、非常に多くのものづくりの現場で外観検査が行われています。個人的な統計にはなりますが(とはいえ、10以上の業種の工場を見たことがあります)検査工程の半分以上は外観検査です。そういう意味では非常に重要ですね。

3.目視検査
「目視検査」とは、外観検査のうち、人が行っている検査を指します。つまり、外観検査のうち、画像を活用していない手動の検査は目視検査ということになりますね。目視検査をやったことがある方はわかると思いますが、非常に疲れます。こういう目視検査員にとって目は商売道具ですね。目をお大切に!

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