ハムスターを検出してみた🐹

(本記事はMENOUフォーラム1周年記念企画の技術コラムです)

こんにちは、MENOUで開発と営業を担当している中田です。
今回はハムスターをAIで検出してみました。
無題

[ハムスター]
我が家のハムスター。生後7か月のメスで、出生地は購入したペットショップによるとチェコ共和国だそうです。はるばる東ヨーロッパから神奈川県までよく来てくれたものです。イエロージャンガリアンというその名のとおり黄色がかった体色をもつ種類ですが、最近夏毛?に生え変わり、ごく普通のグレーの模様に変わってしまいました。

[好きな食べもの]
ハムスターは雑食です。飼育書によるとペレット以外に適度に野菜やタンパク質をおやつとして与えて良いそうなのであげています。好きな食べものは、ブロッコリー、キャベツ、ケール、かぼちゃ、かつおぶし、高野豆腐です。ちなみにうちのハムスターは来た当初は噛み癖がありなかなか触れなかったのですが、栄養素としてナイアシンを与えると穏やかな性格になると聞いてナイアシンを豊富に含むかつおぶしを与え続けたところ、本当に穏やかになりました。

[ハムスター舎]
うちでは水槽で飼っています。コロナをきっかけにホームオートメーションに凝るようになり、自宅はあちこちセンサーやリモコンでIT化されているのですが、ハムスターの水槽は我が家で最もIT化が進んでおり、温度計、ヒーター、カメラ、給餌器など合計8つのデバイスで24時間管理されています。

[SwitchBot]
センサーやカメラはSwitchBotというシリーズの製品を使っています。
SwitchBotは「SwitchBot Hub mini」というクラウドに接続されたハブを中心にシリーズのデバイスを管理できるようになっています。また、SwitchBot Hub miniは赤外線リモコン機能も持っており、リモコンで動く家電も操作することが可能です。例えば、我が家のハムスター水槽はハムスターにとって最適な21~25度に24時間保つため、この時期は室温が上がると自動的にエアコンの冷房がONになるよう設定されています。
また、SwitchBotシリーズから2021年にリリースされた「SwitchBot見守りカメラ」はペットを飼っている人にはお勧めのデバイスです。このカメラはペットの様子を外出先からでもスマホで見ることができる優れものです。また、ナイトビジョンモードを搭載しているため、暗い場所でもペットが遊んでいる様子を確認することができます。

[データ]
何の記事か忘れそうなぐらい前置きが長くなりましたが、本題のAIについてです。SwitchBot見守りカメラのナイトビジョンモードで車輪で遊んだりあちこち走り回ったりする様子を撮影した動画を解析しました。MENOU-TEはMP4など動画ファイルを直接読み込めないため、ツールを使って複数の画像ファイルに変換しました。

[結果]
こんな感じになりました。1000フレームのうち、42フレームをアノテーションしました。42フレームも必要だったのはハムスターがあちこち動き回るためです。また、ナイトビジョンモードの画質が悪くコントラストがあまり高くなかったためある程度学習枚数が必要でした。それでも、AIの作成にかかった時間は学習時間も含めて2時間ぐらいです。

スマホで撮影した別の車輪で遊ぶ動画は、同僚が代わりにアノテーションしてくれました。

[まとめ]
MENOU AI開発プラットフォームは工業製品だけでなく、カメラに写るものであればなんでも解析することができます。皆さんもぜひかわいいペットや動物など好きなものを検出してみてください。
また、この記事をご覧になった研究機関の方からハムスターやげっ歯類など動物の検出についてお問い合わせいただけるのをお待ちしております:hamster:

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