画像加工タスクとマスクを使った例を紹介します。
以下のような夕方に星がいくつか輝いていて、
その中から1等星(1番大きい星)だけを輝かせたいと思います。
画像加工とマスクを使って1等星を輝かせる例
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1等星領域検出用の領域検出を追加
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1等星領域のアノテーション及び学習
ここでは結果だけ表示します。
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夜空に変換するための画像加工を追加
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マスクを設定
まず、解析領域のモードを無しにして全体に対して処理するようにします。
次に、マスクの使用にチェックを入れて、モードを領域検出に設定し、色を黒にすると夜空のようになります。
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エッジのマスクを生成するためのスコアマップ加工を追加
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ラプラシアンと膨張処理を追加
結果(入力スコアマップ,ラプラシアンフィルター,膨張)
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輝き用の画像加工を追加
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マスクを設定してガウシアンフィルターを追加
ガウシアンフィルターのカーネルサイズは5、シグマは10に設定します。
結果(入力画像,ガウシアンフィルター)
ちなみに、マスクありの場合はマスクされていない部分のみ処理を行うので、
星の真ん中の情報をそのまま残すことが出来ます。
マスクなし/あり
今回は画像加工とマスクを使って、夕焼けの背景を夜空に変更して、一等星のみを残して背景になじませて輝かせてみました。
皆さんも検出したい領域以外を背景として塗りつぶし、検出対象の輪郭を背景となじませたいときは、是非上記のやり方を試してみてください。