入力と紐づいた出力設定とは

本トピックでは、入力と紐づいた出力設定について説明します。

どんなときに使用する?
・同じAIモデルで
・複数の
・座標が決まっているサンプルを検査し
・どこに欠陥があるのか分けて出力したい
場合に使用します

具体的には
以下基板画像の左右スルーホール(①, ②)だけ画像を切り取って検査し


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たとえば①がOK、②がNGだった場合、出力ポートを分けて結果を出力することができます。
→検査の出力ポートを分けることで、どこがOK/NGなのか判別することができます。

機能だけ言うと?
・同じAIモデルを使用し
・入力信号ポートでクロップ(切り取り)座標を指定し、検査できる
・検査結果を入力信号に紐づいた出力ポートに返すことができる
機能です。

どうやって設定する?
MENOU-RNを開いて、設定編集をクリックし、設定画面を出す

画面の下の方の「入力と紐づいた 出力」のスイッチをONで

設定が開きます

クロップ座標の指定は「画像のクロップ設定」をクリック
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画像のクロップ設定が開くので

画像のオレンジ枠を指定したい座標に設定して保存
(画面右上の「クロップ領域」に数値入力しても設定できます)

①は例として
【入力ポート0】の信号【High(立ち上がり)】で【遅延0[ms]】の撮像をし、
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【異常】の場合【出力ポート0】に【High】を【500ms】のあいだ出力する


設定を行いました。

複数設定したい場合は、「設定の追加」をクリックし
再度「画像のクロップ設定」で選択し、保存

設定編集画面で「変更」をクリック

②は例として
【入力ポート1】の信号【High(立ち上がり)】で【遅延0[ms]】の撮像をし、
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【異常】の場合【出力ポート1】に【High】を【500ms】のあいだ出力する


設定を行いました。

これで
①は【入力ポート0】の信号で撮像し、【出力ポート0】に検査結果を返す
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②は【入力ポート1】の信号で撮像し、【出力ポート1】に検査結果を返す
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設定が完了しました。

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