手軽に画像の明るさを調整できるガンマ変換(ガンマ補正)を紹介します。
①ガンマ変換とは
ガンマ(γ)という数字1つで、明るさやコントラストを微調整することができます。
様々な照度環境で撮られた画像を外観検査に適した画像にすることができます。
下記のグラフの通り、ガンマが大きいほど明るく、小さいほど暗い画像になります。
ガンマ値が1.0で元の明るさ(補正していない状態)となります。
②MENOU-TEでガンマ変換をするには
アノテーション画面右側 処理設定タブの前処理設定でガンマ変換のチェックボックスをクリックしてください。ガンマ値を変更できるようになります。
またはプレビューをクリックしてもガンマ値が変更できます。
適用をクリックして完了です。
③ガンマ変換の例
・元の画像
上のミニカーはホイールの部分が暗く、形状が分かりません。
・変換後の画像
ガンマ値を3.0にしました。
ホイール部分の見え方が改善され、形状を視認することができます。
スポーク本数も数えることができるようになりました。
手軽に見やすい画像へ加工できるガンマ変換を活用してみてください。