サンプルワークスペース~包装紙の検査~

包装紙検査AIの作成例を紹介します!
1.MENOU-TEを起動し、プロジェクトの編集からプロジェクトを開きます。

2.タスクコネクションを作成します。
ワーク検出AIタスクと欠陥(角の潰れ、中身の露出)を検出するAIタスクで構成します。

3.「ワーク検出」タスクをクリックして開く
ワークをアノテーションして学習フラグにチェックを入れます。
前処理はサイズ変換1/16を使用しました。
↓アノテーション前

今回は自動選択というアノテーション機能を使いました。


このようにアノテーションしたい範囲をぐるっとなぞることで、ワーク全体をアノテーションしてくれます。

↓アノテーション後


今回は3枚の画像を学習に使用しました。

4.トレーニングタブの学習開始ボタンをクリックして学習スタート。

5.学習が完了したら推論結果を確認します。
学習に使用していない画像でワークを検出できていることが確認できました。

このタスクではワークの検出を行うため、領域数が1になるよう面積閾値を設定します。今回はワークの大きさが1800000ピクセル以上あるため、面積閾値は1000000ピクセルに設定しました。

6.タスクコネクションに戻り「角の潰れ」のタスクをクリックして開きます。

7.画面右側の接続設定から解析領域をモード「自動」に設定し、倍率を110%にします

8.包装紙の角の潰れをアノテーションします。
前処理はサイズ変換1/4を使用しました。アノテーションした画像は学習フラグにチェックを入れます。
↓アノテーション前


↓アノテーション後

今回は3枚の画像を学習に使用しました。

9.トレーニングタブの学習開始ボタンをクリックして学習スタート。

10.学習が完了したら推論結果を確認します。
学習に使用していない画像でワークを検出できていることが確認できました。

11.検査タブで欠陥の判定に用いる閾値を設定します。

今回は角の潰れ面積が4000ピクセル以上のものを異常として検知するようにしました。
左下の結果サマリーで検出漏れや過検出がないことが確認できました。
これで角の潰れ検査タスクは完了です。

12.タスクコネクションを開き「中身の露出」タスクをクリックして開きます。

13.画面右側の接続設定から解析領域をモード「自動」に設定し、倍率を110%にします

14.中身の露出をアノテーションします。
前処理はサイズ変換1/8を使用しました。アノテーションした画像は学習フラグにチェックを入れます。
↓アノテーション前


↓アノテーション後

今回は2枚の画像を学習に使用しました。

15.トレーニングタブの学習開始ボタンをクリックして学習スタート。

16.学習が完了したら推論結果を確認します。
学習に使用していない画像でワークを検出できていることが確認できました。

17.検査タブで欠陥の判定に用いる閾値を設定します。


今回は面積が1000ピクセル以上のものを異常として検知するようにしました。
銀紙の反射などによる過検出を減らすことができます。
左下の結果サマリーで検出漏れや過検出がないことが確認できました。

以上で包装紙検査AIの作成完了です。

「いいね!」 4