本稿では、通信のロギングを行う “Wireshark” の使用方法を紹介します。
PLC - PC間で通信トラブルがあった場合、このツールで通信内容を取得して原因調査を行います。
Wiresharkとは?
Wiresharkとは、ネットワークトラフィックを取得し、分析するためのオープンなツールです。
送受信されるデータパケットを全てキャプチャする為、客観的な原因調査が可能です。
インストール
以下よりインストーラをダウンロードし、起動します。
(公式HP: Wireshark · Download )
インストーラを起動すると以下が表示されます。
その後、インストーラに従ってインストールを行います。
・詳細設定1
TSharkは、多くの場合必要ありません。
・詳細設定2
NpcapはWiresharkで使用されているサードパーティソフトで、インストールが必要です。
・詳細設定3
USBPcapはUSBでの通信をキャプチャする際に必要です。
使用方法
ネットワークインターフェイスの選択
対象の通信を選択する必要があります。
Wiresharkを起動するとインターフェイス選択画面が表示されます。
マウスを項目上に置くとIPアドレスが表示されます。
該当のIPアドレスを選択します。
ロギング開始/停止
ネットワークインターフェースを選択すると自動的にロギング開始します。
ロギングの停止は左上「停止ボタン」で行います。
ログの出力
「ファイル」⇒ 「保存」を選択し、ログファイルを出力する事が出来ます。