MENOU-RNで本番運用をしている際に、
「最初は問題なく稼働しているが、時間経過と共に撮影タイミングにばらつきが発生して解析が安定しない」といった問題が発生する事例があります。
その際の対処方法を紹介します。
■推測される原因
検査時間に対して検査間隔が短く、次の検査までに処理が間に合わないことが考えられます。
処理が間に合わなかった場合、PC内に処理のやり残しが蓄積されます。
時間経過に伴いやり残し処理が累積し、その結果、撮影タイミングにばらつきが発生します。
■対処方法
対処方法としては、PC設定の見直し、解析や描画処理の軽量化などがあります。
①PC設定の見直し
・処理を担当するGPUの省エネモードを解除する
ランタイム評価画面でのタスク解析時間が不安定
②解析
・MENOU-TEの作りこみにおいて、冗長な解析を行なっていないか確認する
例:領域検出タスクやルールベースタスクでサイズ変換を設定する
解析処理の負荷が軽減されます。
前処理設定のやり方
③画面描画
・MENOU-RNの省力化モードを有効にする
推論処理の描画処理を省力化できます。
省力化モード とは?
・MENOU-RNの画像描画倍率の設定値を下げる
MENOU-RNの設定の一つに画像描画倍率があります。(初期値は100%)
こちらを100%→50%にすると表示画像が少し粗くなります。
その分、描画処理にかかるコストが下がります。
※MENOU-RNで表示される画像にマウスカーソルを合わせると工具アイコンが出てきます。
工具アイコンを押すと画像表示倍率のウィンドウが表示されます。
④画像や結果の保存
・MENOU-RNのワークペースディレクトリをSSD(例:Cドライブ)にする
HDD(例:Dドライブ)は、SSDと比較して結果の保存など処理が遅くなります。
⑤推論処理の軽量化
・MENOU-TEの領域検出タスクの設定の「モデルの軽量化」をONにする
こちらのチェックを付けてランタイムファイルを作成することで、RNでの領域検出の処理速度が速くなります。
※学習内容とは切り離して設定されているため、再学習や再解析は不要です。
■上記でも解決しない場合
MENOU-TE/RNのログを共有いただけますと、弊社で原因調査が可能です。