この記事ではテキスト検出の文字領域閾値と接続領域閾値について説明いたします。
文字領域閾値と接続領域閾値はいずれも文字の存在する位置を判定するための設定値です。
モデルが事前学習済みAIに設定されている場合に表示されます。
文字領域閾値
一つ一つの文字の位置を示すスコアマップに対する閾値です。
値小さいほど広い領域を検出します。文字がうまく検出されない場合は値を小さくしてみてください。
下図の赤い箇所が文字領域のスコアマップのイメージです。
接続領域閾値
文字と文字の間の位置を示すスコアマップに対する閾値です。
文字領域閾値と同じく、値小さいほど広い領域を検出します。文字がうまく検出されない場合は値を小さくしてみてください。
下図の赤い箇所が接続領域のスコアマップのイメージです。
(0と1の間は距離が離れているので、0と0の間と比べて反応が弱くなっています)
検出領域
文字領域閾値と接続領域閾値を使って検出した2つの領域を合わせた領域を文字が存在する領域と判断してテキストの識別処理を行います。
文字が検出されにくい場合、両方0.0に設定すると、解析領域全体を文字の範囲と判断して処理します。テキスト検出の調整にご活用ください。