本稿では、解析領域比較タスクに新しく追加された「ソートブロック」について紹介します。
【概要 / 背景】
ソートブロックは、画像内の解析領域を面積や幅…等の領域情報を元にソートを行います。さらに、その後に「上から〇個分」「下から〇個分」を指定して取得する事が出来ます。
検査対象を指定する際に、「中心にある物」あるいは「最も大きな物」を抽出したい場合が有ります。そのような場合に、このブロックを使用します。
【使用方法】
タスクコネクション
多くの場合、領域検出タスクで検査対象となるワークを検出します。
今回は、その後の選別処理としてソートブロックを使用する例を紹介します。
ソートブロックは、解析領域比較タスク内にあります。
ブロックの追加
比較タスクの処理内容を編集する為に、「比較」タブに移動します。
次に、+ボタンからソートブロックを選択して、追加します。
パラメータの編集
ソート方法や領域の取得方向は、右上のパラメータから編集します。
以下画像は、中心に近い領域を1つ取得する設定例になります。
パラメータ一覧
結果の確認
ソートブロックを選択すると選別の結果が表示されます。
赤枠:選択された領域
青枠:捨てられた領域