MENOU-RN の解析アクションとして「シーケンスモード」が選択できるようになりました

MENOU-RN v1.39.203 より、検査モードとして「シーケンスモード」を追加しました!
本記事では動作について説明します。

目次

  1. 概要
  2. 検査の流れ
  3. 画面説明
  4. 設定項目
  5. その他機能

概要

シーケンスモードは「複数の撮像をまとめて判定する機能」です。
このため下記のような場合に使用できます。

  • 同じワークを複数回撮像している
  • 複数の検査をまとめて扱いたい

→シーケンスモードでは、シーケンス開始~終了の間に行われた検査をまとめて総合判定を行い、結果出力が可能です!

検査の流れ

通常の検査は下図のようなフローとなっています。

通常の検査

シーケンスモードでは下図のようなフローとなります。

シーケンスモード

画面説明

MENOU-RN の解析アクションタイプとして「シーケンスモード」が選択可能です。

「シーケンスモード」を選択すると、下図のように設定項目が出現します。

(設定項目の説明は後述します。)

検査画面

検査中は下図のような画面構成となります。

①シーケンス内の検査画像
シーケンス内で検査された画像が一覧で表示されます。

②最新の検査画像
最新の検査結果が画面中央に大きく表示されます。

③総合判定結果
シーケンスが終了すると総合判定が実行され、結果が表示されます。

検査履歴

検査履歴は下図のような表示となります。

総合判定の結果が表示され、履歴を展開すると各検査結果のサムネイルが表示されます。
(マルチカメラと同じ表示形式です。)

設定項目

シーケンスモード特有の設定項目について説明します。

MENOU-RN 左側パネル

項番 名称 説明
総合判定設定 総合判定の設定ダイアログを表示します
検査トリガタイプ シーケンス内の検査を行うトリガを選択します
・[インターバル] 撮像インターバル毎に検査を実行します
・[トリガ] 検査開始信号を受けて検査を実行します
撮像インターバル[ms] 検査トリガタイプがインターバルの場合に設定します
シーケンス終了条件 シーケンス終了の条件を選択します
・[自動停止] 既定の検査回数を実行すると自動でシーケンスを終了します
・[手動停止] 検査停止信号を受けてシーケンスを終了します
検査回数 シーケンス終了条件が自動停止の場合に設定します

総合判定設定ダイアログ 共通設定部分

↑と同じ設定になります。

項番 名称 説明
検査トリガタイプ シーケンス内の検査を行うトリガを選択します
・[インターバル] 撮像インターバル毎に検査を実行します
・[トリガ] 検査開始信号を受けて検査を実行します
撮像インターバル[ms] 検査トリガタイプがインターバルの場合に設定します
シーケンス終了条件 シーケンス終了の条件を選択します
・[自動停止] 既定の検査回数を実行すると自動でシーケンスを終了します
・[手動停止] 検査停止信号を受けてシーケンスを終了します
検査回数 シーケンス終了条件が自動停止の場合に設定します

総合判定設定ダイアログ 検査回数チェック

項番 名称 説明
検査回数チェック [有効/無効] から選択します
有効の場合にはシーケンス内で実行された検査回数を確認し、検査結果に反映します(総合判定ではなく検査回数チェックの結果が総合判定結果となります)
想定検査回数 検査回数チェックが有効の場合に設定します
「結果無し」カウント 「結果無し」の検査結果を検査回数に含めるかどうかを設定します

例) シーケンス内で8回検査が実行され2回が結果無しの場合
・[検査回数に含める] 8回としてカウント
・[検査回数に含めない] 6回としてカウント
判定結果 シーケンス内で実行された検査回数が想定検査回数と異なる場合の判定結果を選択します
判定名称 シーケンス内で実行された検査回数が想定検査回数と異なる場合の判定名称を選択します

総合判定設定ダイアログ 異常系閾値設定

総合判定タイプの内「異常系閾値設定」の判定について説明します。

  1. シーケンス終了時、「異常系」の検査数をカウント
  2. 「異常系閾値」と比較
    [異常系閾値以上の異常が発生していた場合]
    → 異常系として判定
    [異常系閾値を下回っていた場合]
    → シーケンス内で発生した検査結果から次の優先順位で結果を採用
    「怪しい系」>「正常系」>「結果無し」

設定は下表の通りとなります。

項番 名称 説明
総合判定タイプ 「異常系閾値設定」「指定タスク結果」から選択します
②以降は「異常系閾値設定」を選択した場合の項目となります
異常系閾値 閾値以上の異常系の検査結果が発生した場合、シーケンスの総合判定として異常とします
総合判定結果設定 総合判定結果の表示文字を設定するかどうか指定します
「設定する」の場合、④⑤⑥で設定した文字を結果として表示します
「設定しない」の場合は各検査結果から表示文字を作成します
正常系 正常系の場合の結果文字を設定します
異常系 異常系の場合の結果文字を設定します
怪しい系 怪しいの場合の結果文字を設定します

総合判定設定ダイアログ 指定タスク結果

総合判定タイプの内「指定タスク結果」の判定について説明します。

  1. シーケンス終了時、指定タスクの検査結果を収集
  2. シーケンスを通して検査項目の条件に該当するか判定を実施

→複数の検査結果をあわせて「面積が xx 以上の領域が yy 個以上なら異常」のような判定が可能です

設定は下表の通りとなります。

項番 名称 説明
総合判定タイプ 「異常系閾値設定」「指定タスク結果」から選択します
②以降は「指定タスク結果」を選択した場合の項目となります
判定対象タスク 判定の対象タスクを選択します
※1.39.202 では領域検出タスク、スコアマップ加工タスクにのみ対応しています
検査項目 MENOU-TE の検査設定と同様の項目を設定可能です
総合判定時、シーケンス内で実行された検査を通して判定を行います(例:4検査行われた場合、4検査を通して領域が xx 個のような判定です)

その他機能

信号出力仕様

入力信号

項目 動作
検査開始 シーケンス開始
[インターバルの場合] シーケンス開始後は無視されます
[トリガの場合] シーケンス内の検査を実行します
検査終了 シーケンス停止
自動撮像/解析設定切替 対応しています
(シーケンス開始~停止の間に受信した場合は受け付けません)

出力信号

(動作例) シーケンス開始~終了の間に4回検査した場合

項目 動作 動作例での出力回数
正常系 総合判定の後に1回出力されます 1回
異常系 総合判定の後に1回出力されます 1回
怪しい系 総合判定の後に1回出力されます 1回
結果無し 総合判定の後に1回出力されます 1回
カウント 総合判定の後に1回カウントアップします 1回
項目ごと 各検査で出力判定が行われます 4回
詳細出力 各検査で出力が行われます 4回

QC連携について

QCへの検査履歴アップロードに対応しており、QC上ではマルチカメラモードの履歴として表示が可能です。

制約事項

現在「シングルカメラモード」のみの対応となっております。

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