【報告】大分高専の作業報告_塗り分けの識別

1.目的
私は趣味で訪れたことのある市区町村を達成率に合わせて白地図で塗り分けをしています.
今回4回の授業でAIに触れる機会があり,とりあえずAIができることを試していきたいと思った私は,領域検出と輝度分類を組み合わせて市区町村の区別にチャレンジしてみました.

2.内容
領域検出にて各市区町村を判別したあと,輝度分類を用いて4色の分類を行うようなシステムを目指して構成しました.
市区町村の形に同じものはないので,領域検出では自動検出を選択しました.
色の識別ではサンプル画像のRGB値を参考にピンク,オレンジ,黄緑,水色のRGB値を設定し,宿泊,散策,接地,通過の4種に分類しました.


領域検出によるアノテーション


検出結果

3.まとめ
領域の検出はいまいちで同じ市区町村が2つ反応したり,逆に反応しない市区町村も多かったです.これは塗り分けが手塗りなのでムラがAIの検出に影響を及ぼしているものと思われます.
また,AIでの色の識別は自分が思っていたよりも細かな設定が必要で,特にオレンジと黄緑の区別に苦戦を強いられました.
実践的な活用には時間がかかりそうです.

4.補足
参考までに分類の内訳をご紹介したいと思います.
・宿泊(ピンク)⋯ホテル,家問わず泊まった市区町村.
・散策(オレンジ)⋯街歩きなどをした市区町村.
・接地(黄緑)⋯乗り換えなどで降り立った市区町村.駅や空港などの施設から出なければ接地.
・通過(水色)⋯旅行中に通過した市区町村.飛行機での上空通過は含まない

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