Menou-RNVer1.13.306バージョンのリリースと伴い、Menou-RNアプリでは三菱PLC機器が使用可能になりました。
仕様紹介
Menou-RNアプリで取り扱える三菱PLCの機器情報及び通信仕様について説明します。
対応機種: MELSEC Q/Lシリーズと MELSEC iQ-Rシリーズ
接続方式: イーサーネット接続
通信方式: MCプロトコル通信
対応フレーム: 3Eフレーム
対応デバイス: データレジスタ(D)と内部リレー(M)
交信データ方式: バイナリ交信
上記の仕様に基づいて、Menou-RNアプリで三菱PLC機器との接続や通信などがご利用いただけます。
操作説明
画面構成
Menou-RNアプリの解析編集画面にて、三菱PLC機器に関するIO出力の設定を行います。
設定画面は下図になります。
| 番号 |
説明 |
| ① |
外部IO機器の種類を指定する |
| ② |
三菱PLC機器を指定した場合、三菱PLC機器のシリーズタイプを指定する |
| ③ |
三菱PLC機器と通信ためのIPアドレス及びポート番号を設定する |
| ④ |
具体的な状況に応じて入出力信号を項目ごとに設定する |
| ⑤ |
通信タイムアウト設定 |
詳細設定
入出力項目種類に応じて、詳細項目が多少異なる場合はありますが、
ここでは三菱PLCのデータレジスタ(D)と内部リレー(M)の設定についてご説明します。
データレジスタ(D)設定方法
通常、データレジスタ(D)に格納する値は整数として取り扱いことが多いですが、ビット扱いこともMenou-RNアプリでは可能です。
整数として取り扱い場合の設定項目と手順は下記です。
- エリア種別に
データレジスタ(D)を選択します。
- アドレス番地を設定します。
- データ種類に
ワード単位を選択します。
- 実際の設定項目に応じて、入力判定値と比較演算子または信号ON(OFF)時の出力値を設定します。
ビットとして取り扱い場合の設定項目と手順は下記です。
- エリア種別に
データレジスタ(D)を選択します。
- アドレス番地を設定します。
- データ種類に
ビット単位を選択します。
- 対象ビットにビット番号を指定します。
- 設定した該当ビットのLow/Highを設定します。
内部リレー(M)設定方法
内部リレー(M)に格納する値は、Low/Highとして取り扱います。
その設定項目と手順は下記です。
- エリア種別に
内部リレー(M)を選択します。
- アドレス番地を設定します。
- 信号のLow/Highを指定します。
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IQ-Fシリーズの実装は予定されていますでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
今回の三菱PLCリリースにはQ/LシリーズとiQ-Rシリーズと対象とさせていただいております。
iQ-Fシリーズの通信仕様について、現在三菱電機に確認しておりますので、少々お待ちください。
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イーサネットユニットQJ71E71-100を使って、通信するにはどうすればよろしいでしょうか?またPLC側に設定するポートNo.を教えてください。
ご質問ありがとうございます。
イーサネットユニットQJ71E71-100を使って、通信するにはどうすればよろしいでしょうか?
こちらのイーサネットユニットはMELSEC-Qシリーズに該当するユニットと思われます。
MELSEC-Qシリーズの機器がございましたら、こちらのイーサネットユニット経由でMENOU-RNアプリで通信可能と思われます。
またPLC側に設定するポートNo.を教えてください。
デフォルトの設定値として9600が設定されていると思われます。
またポートNo.に関しましては専用編集ソフト(GX-Works)を使用してPLCの設定を変更することは可能です。
よろしくお願いします。
ご回答ありがとうございます。大変恐縮ですが、GXworks2上で、ネットワークパラメーターの設定はどのように設定すればよろしいでしょうか?
こちらGX-Works2によるネットワーク設定をまとめられているサイトがありましたので共有させて頂きます。
https://www.faweb.net/product/opc/plc/melsec/plc
今回は外部のイーサネットユニットをご使用となるため、「 ネットワークパラメータ「Ethernet/CC IE/MELSECNET」画面」の記事が参考になると思われます。
参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
ご回答ありがとうございました。設定の変更とクロスケーブルで接続することで、うまく制御することができました。
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