チャートを追加する
当トピックでは、チャートの追加 についてご紹介いたします。
MENOU-QCでは、複数のチャートを組み合わせて、柔軟にレポートを作成することができます。
※ レポートの構成については、 複数のレポートを構成する の記事をご参照ください。
チャートの追加方法
1. 『チャートを追加』をクリックします。
2. 作成候補のチャートが表示されます。その中から任意のチャートをクリックします。
3. チャートの表示条件が表示されます。
例えば不良の定義であれば、以下のように『タスク名』と『タスク結果』を指定して、
『+』ボタンを押すと条件として追加されます。
4. 任意の条件を指定後、追加をクリックします。
チャートに応じて必須条件があるので、エラーメッセージが表示された場合は任意の値を設定してください。
5. 条件に合致するチャートが画面下部に表示されます。
個別のチャートについて
ここからは、個別のチャートについて概要をご紹介いたします。
1. 検査結果サマリー
『不良』の条件を定義し、総検査数に対する不良品の数や歩留まり率を可視化するチャートです。
以下の例では『検査結果: 異常』かつ『錠剤検出: 異常』を『不良』と定義しています。
定義した『不良』に合致する検査結果が『不良品』としてチャート上に表示されます。
タスク毎の不良品数等を確認したい場合は、タスク結果の『タスク毎に表示』のチェックをONにすると、タスク毎のサマリーを確認することができます。
2. 不良要因分析
タスク毎の不良品数を一覧にして可視化するチャートです。
以下の例では『錠剤の色分類: 異常』と『錠剤検出: 異常』を『不良タスク』と定義しています。
定義した『不良タスク』の不良品数がそれぞれチャート上に表示されます。
この例では、錠剤検出タスク のみ 異常 が発生していると判断できます。
3. 不良率
単位時間毎の 不良品(数) や 不良品(率) を可視化するチャートです。
以下の例では、『検査結果: 異常』が1時間毎にどれだけ発生したかを集計しています。
以下のように、単位時間に応じた不良品(%)と不良品(数)が表示されます。
4. 検出領域分布マップ
異常が発生しやすい領域を可視化するチャートです。
以下の例では『裏のキズ: 異常』のタスクを集計対象としています。
検出領域分布マップチャートは、
条件に該当する全ての検査画像から不良の位置を特定するのではなく、
サンプリングデータ数で指定した件数を上限にサンプリングしています。
データ数を増やすと精度が向上しますが、
処理速度が遅くなる場合がございますので、ご注意ください。
確定すると、以下のようなチャートが表示されます。
より不良が発生しているグリッドが赤く表示されています。
任意のグリッドをクリックすると、
サンプリングされた検査画像の中からトップ10スコアが表示されます。
日時をクリックすると、対象のスコアマップ画像を表示することができます。
5. 検査結果カウント
検査結果の数を集計するチャートです。
6. モニタリング
検査結果の不良や、MENOU-RNからのアップロード状況等をモニタリングし、
異常が発生した場合に通知するチャートです。
6-1. 不良監視
検査結果の閾値(不良件数)を設定し、単位時間内に閾値を上回った場合に通知します。
以下の例では『1時間以内 に 異常の検査結果 が 5件以上の場合』を通知対象としています。
該当する日時がある場合、チャート上に一覧で表示されます。
現在の機能では、ワークの位置がズレてしまうと検出領域にもバラつきが出てしまう
仕様となっております。今後のアップデートで、位置ズレへの対応を検討中です。
6-2. アップロード監視
単位時間内のMENOU-RNからのアップロード状況(停止有無)を通知します。
6-2-1. 検索対象日時
検索対象日時の中で、アップロードが停止した日時を一覧で通知します。
6-2-2. リアルタイム
現在時刻から遡ったアップロード状況を通知します。
6-3. ストレージ監視
ストレージの容量を監視し、残容量が閾値を下回った場合に通知します。