シリーズ「知っておきたいMENOUの基本」は、初めてMENOUを使う方に向けたMENOUの構成や用語をわかりやすく解説していきます
第1回は、
・MENOUで出来ること
・MENOU-TEとMENOU-RNって何が違うの?
です!
MENOUで出来ること
MENOUは、これまで人が目で見て行っていた外観検査をAIで再現できるツールです。
特徴をご紹介します。
1. 画像検査の自動化
従来、人の目で行っていた製品や部品の外観検査をAIが自動化します。不良品の検出や欠陥の識別が可能で、検査精度や効率を向上させます。
2. プログラミング不要でAIモデル作成
専門的な知識がなくても、ドラッグ&ドロップ操作でAIモデルを作成可能。現場担当者でも手軽に扱える設計になっています。
3. 現場導入後の改善・学習
検査データを蓄積し、AIモデルを学習させることで、検査精度を継続的に向上できます。
つまり、
あなたが見ているものをカメラで撮像し、あなたが考え判断していることをAIに教えることで外観検査を自動化できるのです!
MENOU-TEとMENOU-RNって何が違うの?
検査AI MENOUは「MENOU-TE」「MENOU-RN」2つのツールの総称です。
1. MENOU-TE
MENOU-TEは、検査AI開発ツールです。
画像から欠陥部分やOK、NGの考え方をAIに教えてあげることで、検査するための脳の部分(AIモデル)を作ります。
きちんと欠陥が写った画像さえあれば、AIに詳しくなくても!プログラミングができなくても!AIモデルを作ることができます。
2. MENOU-RN
MENOU-RNは、検査AI実行ツールです。
MENOU-TEで作成したAIモデルをインストールして、本番環境で実際に検査を行っていきます。
また、I/O制御し排出装置等との連携もできます。
2つのツールの連携イメージは下図の通りです。
検査の自動化を検討しようと思うと、専門の技術者(外部の専門業者や、社内の専門部署など)が対応しないとできない…と思いがち。
しかし、検査AI MENOUは誰でも簡単に扱えることが最大の特徴ですので、ぜひ品質の専門家、現場の検査員の方々に使っていただきたいですね
「知っておきたいMENOUの基本」第2回MENOU-TEの構成もぜひご覧ください。
使い方や操作方法の基本が知りたい!というかたはこちらの記事をご参照ください。