テンプレートのスクリプトをダウンロードして、パラメータを変更するだけで動作する「定型スクリプト検査機能」をリリースしました。
今まで自由度の高い検査をしたかったけど、スクリプトを自分ので書くのは大変と思っていた人は是非ご一読ください。
スクリプト検査では、以下のトピックにあるように自分でスクリプトを記述する必要があり、
新しいことをしたい時は自分で記述するか、フォーラムで質問することしかできなかったと思います。
それではせっかく記述したスクリプトの検査ロジックがユーザー間でなかなか共有されず、
既に出来ることなのにできないと諦めてしまうケースが起きうるのですごくもったいないことだと思います。
そこでよく使われるスクリプト検査のロジックはテンプレート化して、ダウンロードできるようにし、さらにパラメータを指定するだけで使用できるにしました。
第1弾として私が用意したスクリプトは、タスク間の重心の距離を測るといった内容のスクリプトです。
2つの物体の位置関係を検査したい時に使えると思うので是非ご覧ください。
タスク間の距離をチェック
- 領域検出タスクを複数学習
ピーナッツカボチャ検出
冬瓜検出
- ランタイム評価画面を開いて定型スクリプトタブを選択
- 「定型スクリプトをダウンロード」ボタンを押下
- スクリプトを選択して「ダウンロード」ボタンを押下
- パラメータを設定
今回はピーナッツカボチャと冬瓜の距離を検査しますので、
タスク名0をピーナッツカボチャ領域検出
タスク名1を冬瓜領域検出
に変更します。
- 検査を有効化
検査を有効化して黄色いタブを選択すると結果が表示されます。
最大面積のピーナッツカボチャと冬瓜の距離は1108.8pixelで、
距離が10~100pixelの時に異常、それ以外を正常とするように設定していたので、正常と出力されました。
- パラメータ調整
今度は距離の下限を1100、上限を1200とします。
すると結果が正常から異常に変わりました。
2つの物体が近すぎる、遠すぎる場合は異常としてはじきたい時などにパラメータを調整して利用できると思います。
今後、汎用的に使えそうな検査ロジックを随時定型スクリプトのテンプレートとして追加していこうと思います。
皆様も「こんな検査がしたい」というご要望がありましたら、是非ご提案ください。
私の方でテンプレートの作成を検討してみたいと思います。
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tomoya
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お世話になります。
棒状の端子の様なものの解析を実施する際に輪郭検出から直線長の検出は可能ですが
実際は傾きを少しは許容されて画像の縦方向(Y方向)の長さが規程通りが解析をしたいです。
検出した直線のX成分とY成分を分ける定型スクリプトの作成をお願いできませんか?
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ご要望ありがとうございます。
直線長をX,Yに分離して検査を行うスクリプトを作成しましたので、以下をご覧ください。
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tomoya
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スクリプトの作成ありがとうございます。
試してみたのですが、添付の様なエラー表示が出来しまいました。
何が原因かわかりますでしょうか?
以上、宜しくお願い致します。
試していただき、ありがとうございます。
また、エラーが出てしまいご不便おかけし申し訳ございません。
考えられる原因として、タスク名が設定されていない可能性があります。
以下の画像ですとネジの長さとなっているところを今回検査したい形状抽出のタスク名に変更していただいて、保存していただいた後に、隣の実行ボタンを押していただけないでしょうか。
もし、それで解決しなかった場合、もう少し詳細を伺いたいと思います。
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
動いたみたいで良かったです。
使い方等でご不明な点がございましたら、ご質問ください。
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tomoya
9
CheckDistanceBetweenTasksの定型スクリプトですが、Distanceの出てきた値をX、Yに分けて検査したいです。可能であれば改良をお願い致します。
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tomoya
12
返信が遅くなり、申し訳ありません。
対応頂きありがとうございます。
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