シリーズ「知っておきたいMENOUの基本」は、初めてMENOUを使う方に向けたMENOUの構成や用語をわかりやすく解説していきます 
第7回は、
検査設定とランタイム評価についてです。
検査設定
追加学習を繰り返し高精度なモデルが出来てきたら、検出されたものをどう判断するのか?検査設定を行います。
例えば、
AI:異物を見つける ⇒ 検査設定:面積が〇〇以上がNG、〇〇未満はOK
AI:ある形状のものを見つける⇒ 検査設定:△個が正常、△個以外は異常
など、それぞれ合否を判断する基準を決めることです。
上の図のように何も設定していない場合は、デフォルトで1個以上検出されればNGとなります。
個数の設定を「2個以上の場合異常」に変えてみました。こうするとキズはありますが、1個なのでこの製品は正常判断となります。
もっと詳細を知りたい方は
操作方法や活用例を知りたい方は
ランタイム評価
検査設定まで完了したら、いよいよMENOU-TEでの総仕上げです!
最後に「ランタイム評価」画面で完成したモデルのチェックを行い、ランタイムモデルを出力します。
チェックポイント
・各タスクの判定結果が想定した通りになっているか?
・検査結果として出力したいタスクの「この検査項目を有効にする」にチェックが入っているか?
・推論時間はどれくらいか?
⇒気になる点があった場合は、検査設定を見直したり再学習させたりして修正してください。
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ランタイムモデルの出力
さて第一回で、【MENOU-TEは検査AI開発ツール】【MENOU-RNは検査AI実行ツール】とご説明したことを覚えていらっしゃるでしょうか ・・・
ここまでMENOU-TEでAIモデルを作成する流れをご説明してきましたが、最後に作ったモデルをMENOU-RNに取り込むためにファイルとして出力します。
このことを「ランタイムを保存する」といいます。
右下の「ランタイムを保存する」ボタンから、任意の場所に保存してください。
以上でMENOU-TEの概要説明はおしまいです。次回からMENOU-RNに入ります
「知っておきたいMENOUの基本」第8回はMENOU-RNの構成 です 
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