自動撮像/解析設定切替機能~DIO機器編~

Menou-RNVer1.13.306バージョンのリリース と伴い、外部IO機器を用いた自動撮像/解析設定切替機能をリリースしまして、Menou-TE (v1.14.200) / Menou-RN (v1.14.203)(AIタスク学習高速化、カウント数出力機能 他) で、この機能のDIO機器の対応をいたしました。
今回はDIO機器において本機能の使い方などについてご紹介いたします。
一部分の内容は、自動撮像/解析設定切替機能~PLC機器編~記事にも記載されています。

機能説明

本機能は、外部IO機器から指示をもらい、検査時使用する撮像デバイスやモデルファイルなどの検査パラメーターを動的に切り替える機能です。

切り替え可能な検査パラメーター

シングル(マルチ)カメラモードにおいて、本機能で下記の四項目を動的に切り替えることが可能です。

  • 撮像デバイス
  • 撮像デバイスの設定ファイル
  • モデルファイル
  • 解析ロード数

対応の外部IO機器

外部機器はPLC機器、DIO機器となっています。

  • ContecDio [今回のリリースで対応いたしました]
  • OmronPLC [Menou-RN Ver1.13.306バージョンでリリース済み]
  • 三菱電機PLC [Menou-RN Ver1.13.306バージョンでリリース済み]

設定手順

DIOの機器が本機能をご利用する際、以下の手順で設定していただく必要があります。
今回は入力端子16のContecDio機器を例とさせていただきます。

1. 設定項目を有効にする

Menou-RNアプリ起動し、左側のimage設定編集をクリックし、
表示された編集画面にimage項目を有効にしてください。
有効にすると、下のように詳細設定が表示されます。

2.信号設定

まずは、本機能のトリガー信号を設定します。
下図のように、「信号設定」枠内の「ポート」と「信号」の設定を行います。
オプション項目として、実状況に応じて「誤トリガー防止」有効・無効を設定してください。
image

誤トリガー防止機能の説明ついては、 誤トリガー防止機能について 記事にご参照ください。

3.機器からの受信値設定

DIO機器はポートごとにLow/Highのステータスを表現するのは一般的ですが、今回は連続な複数のポートを使用し、整数値として取り扱いようにします。 [^DIO機器の整数表現]

「機器からの受信値設定」枠内に、「スタートポート番号」と「エンドポート番号」を設定してください。

上図のように、スタートポート番号:8エンドポート番号:15に設定しますと、Contecの上位の8ポート分が整数値に使用されるという解釈になります。

このように設定をしますと、0~255までの整数値の表現ができ、次の手順で切替詳細設定において全部256切替パターンの設定ができるということです。

DIO機器において整数値の取り扱い方法についてはDIO機器との整数送受信におけるMenou-RNアプリ設定画面についての記事にご参照ください。

4.切替の詳細設定

image
上の図のように設定項目が有効にすると、右側に「設定編集」のボタンが表示され、クリックすると新しい画面が表示され、切替の詳細設定を行います。

4.1 画面説明

切替の詳細設定画面は以下となります。画面にある各部品について説明いたします。

番号 項目名 説明
カメラモード選択 シングル・マルチカメラモードを選択し、それぞれのモードに応じた設定を行います。初期値:シングルカメラ
各設定項目の候補一覧 アプリ起動時の実環境に応じた各設定の候補一覧または設定を新規します。
設定済み項目一覧・編集 ②によって項目新規時または既存の項目の一覧表示、または編集・削除を行います。
閉じる 設定編集完了時、ボタンをクリックすると画面を閉じます。

4.2 設定手順

4.2.1 カメラモード選択

カメラモードを選択してください。
image

4.2.2 新規追加

①:実環境に応じて、デバイスリストデバイス設定ファイルリストモデルファイルリスト解析ロード数候補リストから該当項目を選択してください。
②:上記の設定内容にIO機器からの受信値に数値を入力してください。
③:表示名の設定枠はオプション項目です。区別しやすいために内容を入力してください。
④:新規追加ボタンをクリックし、一つ項目が新規完了です。

動画は以下となります。
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4.2.3 設定完了後画面を閉じる

設定が完了後、画面の右下の「閉じる」ボタンをクリックし、設定完了となります。

Menou-RNアプリの実機動作画面

「自動撮像/解析設定切替」機能が有効時のみ、下記動画のようにアプリの左側に、リアルタイム評価パネルが表示されます。

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注意事項

  1. 手順4で、切替設定のパターンの数は手順3で設定したポート数の最大表現可能な範囲内に設定してください。

  2. 実運用時に、必ず切替の数値をDIO機器に書き換えてから、切替の信号を出力してください。

Q&A

Q:手順3で「スタートポート番号」と「エンドポート番号」をいくつに設定すればいいですか。
A:DIOの入力ポート数が限られているため、実環境に応じて、想定の切替パターン数で設定してください。例えば、切替パターン数が最大16パターンと推定の場合は、5個の入力ポートを設定することをお勧めです。

Q:実環境で、5番の入力ポートが既に他の信号に使用された場合、手順3で「スタートポート番号」を「3」、「エンドポート番号」を「8」を設定したら大丈夫ですか。
A:このような設定はおすすめはしません。なるべく、未使用の連続なポート番号を設定してください。

Q:重複ポートが設定された場合、検知する方法はありますか。
A:現在検知方法はまだありません。今後のリリースに対応すると考えています。

Q:ランタイム時に、設定ファイルの切り替え完了したタイミングを外部機器に通知たい場合、どうしたらいいですか。
A:Menou-RNアプリには、「システム起動中」imageという出力信号があり、その信号を利用することで、毎回設定ファイル切り替え完了後に信号出力し、外部機器に通知できると考えられます。

Q:切替の詳細設定時、必ずシングルカメラ・マルチカメラ両方設定しないいけないですか。
A:いいえ。実際の環境に応じて、片方設定しても大丈夫です。

Q:切替の詳細設定時、項目の正確性チェック機能はありますか、またはその基準は何ですか。
A:はい。正確性チェック機能はあります。基準は、シングル・マルチカメラモードと少し異なります。シングルカメラモードの場合は、同じ「IO機器からの受信値」数値に対する設定は一つ項目のみとなります。マルチカメラモードの場合は、実際使用されているカメラデバイスが、すべての「IO機器からの受信値」パータンに設定されていること。

Q:間違っている項目はどうやって判別しますか。
A:間違っている項目があれば、一覧画面にて該当項目は赤い背景色で表示され、尚且つ黄色枠で間違っている箇所を表示するようにしています。下記の図は、シングルカメラモードで、同じ「IO機器からの受信値」に複数の設定が存在した時の画面です。

Q:Menou-RNアプリのメイン画面で、モデルファイルやカメラデバイスリストを変更した場合、どうしたらいいですか。
A:モデルファイルやカメラデバイスリストを変更した場合は、下記図のように設定再確認のメッセージが提示されます。あらためて切替の詳細設定画面を開き、確認してください。
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Q:Menou-RNアプリのメイン画面のモデルファイルやカメラデバイスの設定とこの機能の優先順位はどうなりますか。
A:「自動撮像/解析設定切替」が有効時、設定手順4で事前設定した項目に準じます。無効時はアプリのメイン画面の設定項目に準じます。

Q:ランタイム時、事前設定した項目に該当しない場合は、エラー提示方法はありますか。
A:下記図のように、エラーメッセージが提示されます。

また、image出力を有効した場合、システムエラー信号が同時に出力されます。
実際のインライン環境においては、「システムエラー」信号を有効にするのはおすすめです。

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